Apache HTTP サーバ バージョン 2.4

| 説明: | DBM ファイルを用いたユーザ認証 | 
|---|---|
| ステータス: | Extension | 
| モジュール識別子: | authn_dbm_module | 
| ソースファイル: | mod_authn_dbm.c | 
| 互換性: | Apache 2.1 以降 | 
本モジュールは mod_auth_digest や
    mod_auth_basic といった認証フロントエンドに対して、
    dbm パスワードファイル内からのユーザ検索による
    ユーザ認証機能を提供します。似たような機能は mod_authn_file
    でも提供されています。
mod_auth_basic や mod_auth_digest
    を使用する際には、このモジュールは
    AuthBasicProvider や
    AuthDigestPrivider
    で dbm と指定することで起動されます。
| 説明: | パスワードを保存するために必要なデータベースファイルの種類を 設定する | 
|---|---|
| 構文: | AuthDBMType default|SDBM|GDBM|NDBM|DB | 
| デフォルト: | AuthDBMType default | 
| コンテキスト: | ディレクトリ, .htaccess | 
| 上書き: | AuthConfig | 
| ステータス: | Extension | 
| モジュール: | mod_authn_dbm | 
パスワードを保存するために使用するデータベースファイルの種類を 設定します。デフォルトのデータベースの種類はコンパイル時に決まります。 他の種類のデータベースが使用可能かどうかも コンパイル時の設定に依存します。
パスワードファイルを作成するのに使用するプログラムが同じ種類のデータベースを 使用するように設定することは非常に重要です。
| 説明: | 認証用のユーザとパスワードのリストを保持している データベースファイル名を設定する | 
|---|---|
| 構文: | AuthDBMUserFile file-path | 
| コンテキスト: | ディレクトリ, .htaccess | 
| 上書き: | AuthConfig | 
| ステータス: | Extension | 
| モジュール: | mod_authn_dbm | 
AuthDBMUserFile ディレクティブは
    認証用のユーザとパスワードのリストを保持している DBM ファイルの
    名前を設定します。File-path はユーザファイルへの
    絶対パスです。
ユーザファイルのキーはユーザ名です。ユーザに対して返される値は 暗号化されたパスワードで、その後に、コロンに続いて任意のデータが 続いていることもあります。コロンとその後のデータはサーバは 無視します。
AuthDBMUserFile  は、
      ウェブサーバのドキュメントツリーの外側に保管するようにしてください。
      保護しようとしているディレクトリ以下には
      置かないで下さい。
      そうしないとクライアントが AuthUserFile を
      ダウンロードできてしまいます。
重要な互換性に関する注意: apache module の dbmopen の実装は
    文字列が NULL で終わっていることに依存するのではなく、DBM データストラクチャ
    のハッシュ値の文字列の長さを読み取ります。Netscape ウェブサーバなど、
    アプリケーションの中には文字列が NULL で終わっていることに依存している
    ものがあります。ですから、異なるアプリケーション間での DBM ファイルの
    使用に問題がある場合は、これが原因になっている可能性があります。
Apache には dbmmanage という
    perl スクリプトが含まれています。このプログラムを使ってこの
    モジュールが使用する DBM フォーマットのパスワードファイルを作成したり
    更新したりすることができます。